【2022年最新】SEOとは?8つのSEO対策やチェックリストなど基本施策を初心者にわかりやすく紹介!
- SEOについてもっと詳しく知りたい。
- SEO対策や基本施策について知りたい。
そんな方にSEOとは?8つのSEO対策や基本施策をわかりやすく紹介していきます。
SEOとは
SEOとは、Search Engine Optimization(サーチ・エンジン・オプティマイゼーション)の略で、日本語にすると「検索エンジン最適化」のことを意味し、Googleなどの検索エンジンが、理解しやすいように特定のウェブサイトを最適化することを「SEO」と呼びます。
SEO対策とは
SEOで重要なのがSEO対策になります。SEO対策とは、検索エンジンで、あるキーワードを検索した際に特定のWebサイトを検索結果の上位や目立つ場所に表示させるための対策(施策)のことです。
例として、Googleなどの検索エンジンが理解しやすいようにWebサイトを最適化することが「SEO」になり、このSEOには大きく内部施策や外部施策、コンテンツ制作、ページエクスペリエンス最適化といった施策があります。
SEO対策を行うことによって、Googleなどに評価されやすくなります。その結果、自社サイトが検索結果にインデックスされて露出が増えたり、検索結果の上位や目立つ場所に表示されるので検索流入が増え、ユーザーにWebサイトの情報が届きやすくなります。
SEOのメリット
SEO対策のメリットととして、いくつかあります。
- 検索流入が増える
- ユーザーから信用を得られ、権威性が増す
- ブランディングできる
- 資産になる
検索流入が増える
検索流入が増えることが、SEOのメリットになります。 例えば、ユーザーが検索するときに考え使用するキーワードを盛り込んでコンテンツを作成します。 そしてそのコンテンツを継続して増やしていくことでサイトの品質を高めていきます。
そうすることで、Googleに評価され、キーワードの検索順位が上昇したり、またより多くのキーワードでGoogleにインデックスされ検索結果での露出が増えます。このように検索流入が増えれば、必然的にWebでの集客にも繋がります。
ユーザーから信用を得られ、権威性が増す
SEO対策を行っていないとWebサイトは上位表示されませんが、しっかりとSEO対策をすると上位表示されるのでユーザーからの信用を得られやすくなります。
またGoogleはSEOのアルゴリズム(仕組み)を頻繁に改善し、よりユーザーのニーズに合っているをWebsサイト優先的に上位表示するようになっています。こうした近年の傾向からもSEO対策を行い上位表示をすることができれば、反響を出すうえで最も重要な「信用」や「権威性」を得られるようになります。
ブランディングできる
インターネット市場にで、「○○といえば、□□」と広く認知されていることは、ユーザー(顧客)にとって価値あるものとして評価され、信頼を集めている一つの証明となります。このように、検索上位に表示されるということは、ブランドとして認知されていないものをブランドとして育てていくことと同じだと言えます。
資産になる
地道に継続して良質なコンテンツを増やし、そのサイトをしっかりと保守管理し続けたとします。そうすることによって、品質の高いWebサイトを手元に残し続けることができるため、一生の財産になり、資産にもなります。
SEOのデメリット
そんなSEO対策にもデメリットがいくつかあります。
- 失敗する可能性がある
- 効果が出るまで時間がかかる
- アルゴリズム変動の影響を受ける
失敗する可能性もある
例えば、更新頻度だけ重視して極端にコンテンツボリューム(文字数)が少ない記事を書いたり、不必要に同じキーワードを詰め込んだ記事を書いていると、これはユーザーにとって求めている内容と異なったブログ記事の書き方と言えます。
またHTMLタグのマークアップでスペルミスしたり、マークアップの位置を間違えたりすると、クローラーが理解しづらいHTMLの書き方になりクローラビリティが下がるので品質が低くなります。 その結果、Googleから信頼できないサイトと判断され、検索順位が下がり、検索流入が減少し、SEO対策の失敗になります。
効果が出るまで時間がかかる
SEO対策の効果を測定するには、一概には言えませんが、基本的に一定の時間を要します。
これに関しては、Googleでも公式に言及されています。
成果が出るまで時間がかかることを忘れないでください。変更に着手してからメリットが得られるようになるまで、通常は 4 か月から1年かかります。
SEOが必要なケース–Search Consoleヘルプ
アルゴリズム変動の影響を受ける
Googleの検索エンジンでは、ある日突然、不定期にアップデートを繰り返すことがあります。そのため、その日まで検索上位にあったものが表示されなくなる、ということもあり得ます。
SEOで検索順位が決まる仕組み
Googleはクローラーという自動でWebサイトの情報を収集するロボットを活用することで、全世界のWebサイトを登録し情報整理を行い、200以上の項目を使用しWebサイトの評価や検索キーワードに応じて、ユーザーの検索意図に合致していると考えられるWebサイトを検索結果として順番に表示します。
※Yahooの検索エンジンは、Googleの検索アルゴリズムを使ってるので、YahooとGoogleの検索順位(検索結果)はほぼ同じになります。
SEO = Googleの考え方に近づけること
SEOは、Googleの考え方(理想像)に近づけることが重要になります。 この考え方でとくに抑えたい点をここではいくつか紹介します。
Googleが掲げる10の事実
Googleの考え方でとくに重要なのは、「Googleが掲げる10の事実」です。
1.ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
引用元:Googleについて|Googleが掲げる10の事実 – About Google
2.1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
3.遅いより速いほうがいい。
4.ウェブ上の民主主義は機能する。
5.情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
6.悪事を働かなくてもお金は稼げる。
7.世の中にはまだまだ情報があふれている。
8.情報のニーズはすべての国境を越える。
9.スーツがなくても真剣に仕事はできる。
10.「すばらしい」では足りない。
これらの考え方の中でも、とくに最初の1〜4の項目が重要になります。 この4項目を簡単にいうと、①はユーザーに役に立つコンテンツにする。②はコンテンツの品質を上げる。③は目的のコンテンツまで早く辿り着けるようにする。 ④はリンクが集まりやすいコンテンツにする。といった考え方になります。
自サイトのページ間での内部リンクや自サイトと外部サイト間での外部リンクを考慮し、利便性の高いサイトを運用する考え方がSEO対策では重要になります。
E-A-T
「E-A-T」はGoogleの考え方でとくに重要になります。
「E-A-T」はGoogleの考え方でとくに重要になります。3.2 専門知識、権威性、および信頼性(E-A-T)有益な目的を持つ他のすべてのページでは、専門知識、権威性、信頼性(E-A-T)の量が非常に重要です。
引用元:General Guidelines
このように、E-A-Tでは、Webサイト(Webページ)の専門性や権威性、信頼性を高める考え方が定義されていて、信頼性では独自性(オリジナルコンテンツ)の考慮も必要になります。 そしてE-A-Tの考え方は、YMYL(金融や医療などの生活やお金に関連するトピックを扱うWebサイト)でとくに重視されています。
SEOの施策種類
SEOの施策には、いくつか種類があります。
内部施策
SEOの施策として、内部施策(内部対策)があります。
- タイトルタグを設定する
- メタディスクリプションなどのメタタグ(metaタグ)を設定する
- キーワードを設定する(キーワード出現率を適切に活用する)
- alt属性(代替テキスト)を記述する
- hタグ(見出しタグ)や構造化データをマークアップする
- divタグやspanタグ、strongタグやbタグによる太字、emタグ、iframe(インラインフレーム)、空白などをHTML(HTML5の廃止で標準仕様になったHTML Living Standard)の目的に沿って適切にマークアップする
これらがSEO施策の内部施策になります。
外部施策
次にSEOの施策として、外部施策(外部対策)があります。Webページの重要性を判断するために、Googleは外部サイトから自サイトに向けられたリンクを基準としてます。
Google 検索が機能するのは、どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、膨大なユーザーがウェブサイトに張ったリンクを基準としているからです。
引用元:Googleについて|Googleが掲げる10の事実 – About Google
この外部サイトから自サイトに向けられたリンクを獲得することが重要になります。 獲得方法として、SNSや広告、プレスリリースなどの外部サービスを通じて自社コンテンツを宣伝します。 そして自社コンテンツの品質を上げて、検索での露出を増やし、ブランディングを促進するようにします。 これらがSEO施策の外部施策になります。
コンテンツ制作
コンテンツ制作もSEOの施策です。
13.0 ニーズメットスケールを使用した評価 NeedsMet評価タスクでは、モバイルユーザーのニーズに焦点を当て、モバイルユーザーにとって結果がどれほど役立つか満足できるかを考えるように求められます。
引用元:General Guidelines
このことからモバイル検索ユーザーのニーズ(検索意図)やE-A-Tを考慮したコンテンツを作ることが重要になり、このコンテンツを作るために、キーワードマップ(特定のキーワードにおける関連語をマインドマップのように視覚的に見やすくした図)を活用して、メインキーワードに関連するキーワードを分類しサイト設計します。そのサイト設計に基づいた適切なカテゴリー分けや適切なライティングを行います。
またテキスト文章と関連性のある画像を挿入したり、テキスト文章に段落や改行を使用し、サイト全体を見やすく整えていきます。これらがSEO施策のコンテンツ制作になります。
ページエクスペリエンス最適化
ページエクスペリエンスとは「Webページのユーザー体験」を指し、コンテンツ情報以外の価値(ユーザー体験)のことです。 そしてSEOの施策として、ページエクスペリエンス最適化があり、Googleはページエクスペリエンスを検索ランキング要因として導入しています。
ページエクスペリエンスのランキングシグナルは2021年8月にモバイルデバイスに対して有効となりました。2022年2月より、パソコン向けランキング システムの一部としてページ エクスペリエンスの使用を開始します。導入は2022年3月末までに完了する予定です。このランキングのリリースは、2021年8月にモバイル向けにリリースされたものと同じページエクスペリエンスシグナルに基づいて行われます。
引用元:Google のページ エクスペリエンスについて | Google 検索セントラル | ドキュメント | Google Developers
このことから下記を最適化する必要があります。
- ページ読み込み速度の改善
- PCやモバイル(スマホ・タブレットなど)といったあらゆるデバイスサイズに応じたサイトにする
- インタースティシャル広告を適切に扱う
これらがSEO施策のページエクスペリエンス最適化になります。
SEO対策を始める前に準備すること
SEO対策を始める前に準備するものがあります。
- 分析の環境を整えるために各ツールの導入
分析の環境を整えるために各ツールの導入
分析の環境を整えるために、SEO状況がチェックできるものを導入します。 中でもアクセス解析ができる「Googleサーチコンソール」と「Googleアナリティクス」の2つを導入することをお勧めします。
Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールは、Googleが提供する無料のWebサイトのパフォーマンスが分析できるツールのことです。 Google検索キーワードの表示回数・順位の推移や、サイトが抱えている問題点などを確認でき、サイトの改善が可能になります。
Googleアナリティクスは
Googleが提供する無料のアクセス解析ツールです。 Googleアナリティクスに自社Webサイトを連携すると、自動的にアクセス解析を行ってくれます。そしてそのアクセス解析の結果を「リアルタイム」「ユーザー」「集客」「行動」「コンバージョン」という5種類のレポートで表示してくれます。
SEOの8つの基本対策【SEO対策】
ここでは下記のSEOの基本的な対策について紹介します。
- ターゲットキーワードを決める【コンテンツ制作】
- タイトルを設定する【内部施策】
- 検索ニーズに合うページを作る【コンテンツ制作】
- 内部リンク構造を最適化する【内部施策】
- コンテンツの信頼性を明示する【コンテンツ制作】
- 良い評判やリンクを獲得する【外部施策】
- ページスピードを改善する【ページエクスペリエンス最適化】
- スマホ対応する【ページエクスペリエンス最適化】
ターゲットキーワードを決める【コンテンツ制作】
上位表示を目指すターゲットキーワードを決めることです。そしてそのターゲットキーワードを決める際は、キーワードプランナー(Googleが無料で提供するキーワードの検索数を調べるツール)やラッコキーワード(無料で使えるキーワードリサーチツール)などを活用して、SEOの関連キーワードを洗い出します。
その関連キーワードから検索数(検索ボリューム)のあるワードだけをピックアップします。ピックアップしたワードの中から、1つのキーワードを選択することで、ターゲットキーワードを決めます。
タイトルを設定する【内部施策】
例えば、ターゲットキーワードが「SEO」だとすると、この場合、SEOというキーワードでGoogle検索して表示される競合上位サイトのタイトル名を確認します。
競合上位サイトでは、SEOの初心者でもできる対策について綴ったページが多く見られるので、タイトルタグにターゲットキーワードの「SEO」と競合上位サイトの傾向から「初心者」「対策」といったキーワードを含めるようにします。 タイトルタグにターゲットキーワードを含める際は、できるだけ前方に含めながら、40文字程度の簡潔な内容を設定します。
そうすることによって、ユーザーがGoogleなどの検索エンジンを使って検索窓に入力した語句(単語、フレーズ、複合語など)と関連性を高めることができ、検索でのクリック率の向上に繋がります。
検索ニーズに合うページを作る【コンテンツ制作】
検索ニーズに合うページを作ることが重要になります。例えば、ターゲットキーワードが「SEO」だとすると、「SEO」というキーワードでGoogle検索して表示されている、競合10位以内のサイトのタイトル名やコンテンツ内容の傾向を分析します。
分析すると、「SEOの基本や初心者向けのSEO対策」についてのタイトル名が多く見られる傾向になります。他のサイトで言うと下記タイトルがあります。
- SEOとは?SEO対策の仕組み、技術対策、キーワード調査方法まで解説
- SEOで避けたいこと
- SEOの意味、SEOのメリットやデメリット
このように分析した内容を自身のコンテンツに盛り込みます。 そうすることによって、検索ユーザーの求める情報を満たしたWebページが作成できるようになります。
内部リンク構造を最適化する【内部施策】
関連性のあるリンクを設定して、内部リンク構造を最適化する必要があります。 具体的には下記の通りです。
- TOPページやサイドカラムに最新情報(新規で公開したWebページ)を掲載する
- サイト内の各ページへ辿れるカテゴリ一覧ページやタグ付けしてタグ一覧ページを作成する
- パンくずリスト(Webサイトを訪れたユーザーの位置を視覚的にわかりやすく示すナビゲーションのこと)を設置するこれらの内部リンク構造の最適化することで、ユーザーは欲しい情報を見つけやすくなり、検索エンジンも同様にサイト内のWebページの情報を認識しやすくなります。
コンテンツの信頼性を明示する【コンテンツ制作】
例えば、「SEOの基本」をテーマに綴ったコンテンツがあり、このコンテンツの内容はGoogleの考え方について書いてあるものとします。その場合は、自分の知識でGoogleの考え方を書くと同時に、Googleの考え方が書かれた公式サイトへの引用リンクを追記します。
- 企業の公式サイトや公共機関サイト、誰もが知ってるような有名なサイトや人物が言及してる情報
- 調査した独自のデータや外部のデータ
- サイトの運営情報
これらを引用したり明記すれば、情報の信頼性が増して、ユーザーをより安心させたり納得させることができ、コンテンツの信頼性を明示することができます。
良い評判やリンクを獲得する【外部施策】
例えば、自社のコンテンツをTwitterやFacebookなどのSNSで宣伝します。 このようにSNSなどでPR活動を促進すれば、より多くのユーザーの関心を引くことができるようになります。 そうすることによって、外部サイトでポジティブな言及や参照されてリンクされる機会が増え、良い評判やリンクを獲得することができます。
ページスピードを改善する【ページエクスペリエンス最適化】
Googleサーチコンソールの「ウェブに関する主な指標」を使用することで「不良URL」「改善が必要なURL」「良好URL」の項目を確認することができます。そして「不良URL」や「改善が必要なURL」があれば、そのURLをPageSpeed Insightsなどでページスピードのパフォーマンスを確認します。
ページスピードの点数が低ければ、表示される改善案に沿って対策し、ページスピードを改善していきます。
スマホ対応する【ページエクスペリエンス最適化】
例えば、モバイルフレンドリーテストで自身のサイトURLをチェックして不合格だったとします。 この場合、スマホ対応できてないことになり、モバイルフレンドリーテストのチェック後に表示されるアドバイスに従ってサイトを改善する必要があります。
そして、再度チェックして不合格であれば、改善を繰り返して合格させるまで改善していきます。
まとめ
これまでSEOについてや8つのSEO対策や基本施策を紹介について紹介してきました。SEO対策は、SEO対策の基本を押さえることが大事になります。 そのためには、Googleの考え方を特に理解することが重要になります。Googleの考え方をしっかりと把握をし、自社サイトをGoogle検索エンジンから評価されるようにしましょう。