Webマーケティングとは?基礎知識と始め方、実践すべき施策や事例をわかりやすく解説!

2020.09.22 Webマーケティング
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  • Webマーケティングって何をするのか良く分からない
  • Webマーケティングにはどんな種類があるのかを知りたい

そんな方にWebマーケティングの基礎知識やWebマーケティングの施策の種類について紹介します。

Webマーケティングとは

Webマーケティングとは、WebサイトなどのWeb媒体を中心に行われるマーケティングのことを言い、 自社商品・サービスの認知拡大や販売促進を、Webをベースで効果的に行うことを目的としています。

従来のマーケティングと異なる、Webマーケティングの最大の特徴は、施策を行った効果がすべて数値化されます。 チラシやダイレクトメールなどオフラインの施策では、ユーザーの動きや集客効果を詳細に把握することは難しいですが、 Webマーケティングでは、ユーザーのWebサイト上でのアクションを追跡することができます。

また、どのような経緯でWebサイトを訪れたかや購入に至るまで、どのコンテンツをどれだけ見ていたかといったことを数値で確認することも可能です。 このことにより、Webマーケティングは効果測定をもとにした施策の改善を行いやすいマーケティング手法であると言えます。

Webマーケティングとデジタルマーケティングの違い

Webマーケティングとデジタルマーケティングの違い画像

Webマーケティングとは、WebサイトなどのWeb媒体を中心に行われるマーケティングのことを言い、 自社商品・サービスの認知拡大や販売促進を、Webをベースで効果的に行うことを目的としています。

従来のマーケティングと異なる、Webマーケティングの最大の特徴は、施策を行った効果がすべて数値化されます。 チラシやダイレクトメールなどオフラインの施策では、ユーザーの動きや集客効果を詳細に把握することは難しいですが、 Webマーケティングでは、ユーザーのWebサイト上でのアクションを追跡することができます。

また、どのような経緯でWebサイトを訪れたかや購入に至るまで、どのコンテンツをどれだけ見ていたかといったことを数値で確認することも可能です。 このことにより、Webマーケティングは効果測定をもとにした施策の改善を行いやすいマーケティング手法であると言えます。

Webマーケティングの施策の種類

Webマーケティングの段階は「集客」「接客(販売)」「再訪促進」の3つに大別されいて、それぞれの段階にあったおもな施策の種類は次の表の通りです。

Webマーケティングの施策の種類画像

SEO(検索エンジン最適化)

SEOとは、「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略です。 そしてGoogleなどの検索エンジンで、自社サイトを上位に掲載されることを狙い、コンテンツを最適化することです。

まずは検索上位に表示されることにより、アクセス数をアップすることを目指しますが、最終的な目的は、購入やお問い合わせなど(コンバージョン)や商談の数を増やすことです。

SEOはWebマーケティングの集客手法の定番のひとつで、メリットとして、コストを抑えながら取り組める点になります。 しかしその分、手間や工数がかかるのと効果が出るまでに時間がかかることがデメリットになります。

リスティング広告

リスティング広告とは検索連動型広告のことです。ユーザーが検索したキーワードや閲覧しているWebページの内容に連動した広告が、自動的に表示されるしくみで、 ユーザーの興味関心や悩みなどのニーズにあわせた広告が、表示されるので広告効果アップが期待できます。

SEOのデメリットとである、即効性が期待できないことから、それをカバーするためにSEOと並行して実践される手法がリスティング広告になります。 SEOの効果が出るまでの間、一定数のアクセスを集めるために、短期的かつ最小限でリスティング広告を活用するのもおすすめです。

アドネットワーク広告

アドネットワーク広告とは、複数のWebサイトに広告を掲載するネット広告の手法です。複数の媒体へ広告を出稿するには、それぞれのメディアと契約し、媒体ごとに異なる料金体系や入稿形式に合わせないといけません。

しかし、アドネットワーク広告では、広告の出稿を一社のアドネットワーク業者に一括して任せることができるので効率的です。 また他のメリットとして、広告を掲載した後は、項目や形式の揃った広告効果データをもらうことができ、媒体間での効果比較がしやすいです。

広告はアドネットワーク業者が持っている媒体全てに出稿されるので、自社がターゲットとしていない層に向けたメディアにも掲載されることがありその点がデメリットになります。

SNS広告

SNS広告とは、LINEやTwitter、FacebookなどのSNSを通して、ソーシャルメディアに向けて情報を広める仕組みの広告手法です。 インパクトのある内容でユーザーの興味・関心を集めることができれば、広告や写真、そして記事コンテンツなどが、ユーザーどうしの共有・拡散によって自然に広まっていくことが期待できます。

そのためには、それぞれのSNSのユーザー属性を把握し、拡散されやすいクリエイティブを制作・投稿することが重要になります。

アフィリエイト広告

アフィリエイト広告とは成功報酬型の広告宣伝プログラムです。おもに会員登録や資料請求、ECサイトからの購入を促す場合に利用され、BtoC向きの広告手法です。

アフィリエイト広告はアフィリエイター(媒体主)のWebサイトやブログ、メールマガジンなどに自社(広告主)の情報のリンクを掲載してもらい、そのリンク経由で訪れたユーザーがコンバージョン(会員登録や資料・サンプル請求、購入など)に至った場合に、広告費が発生し、アフィリエイターへの報酬が発生するしくみです。

リターゲティング広告

リターゲティング広告とは、過去にそのWebサイトを訪れたことのあるユーザーに対象を絞って広告を出す手法です。潜在顧客となる可能性の高いユーザーに絞り込んで広告を表示でき、繰り返しアプローチできるので、費用対効果が高い方法だと言われます。

メールマーケティング

メールマーケティングとは、自社で保有している顧客リストに対して電子メールでアプローチするマーケティング手法のことです。

メールマーケティングには2種類の方法があり、メールマガジンのヘッダーやフッターなどに広告文とリンクを掲載するタイプと、ユーザーの嗜好などをあらかじめ登録し、それに合った広告を内容とするメールを送るタイプがあります。

費用体系も、配信先となるユーザー数に応じて決まるタイプと、メール内に記載されたURLのクリック数に応じて決まるタイプがあります。 メールマーケティングで成果を挙げるためには、ユーザーにどのような内容のメールを送り、どのような行動を促せば良いのかをしっかりと掘り下げて考えることが大切になります。

Webマーケティングの始め方

Webマーケティングを始める上での考え方や手順について紹介します。

目的を設定する

Webマーケティングを通して何を達成したいかを最初に考えます。

ゴールを設定する

設定した目的をふまえて、具体的なゴールを設定します。ゴールは具体的な数値目標であることが望ましく、例えば「商品の月間売上を2倍にする」「ブランド認知度を20%アップさせる」といったように数値化します。

ここで注意すべきなのは、ゴールはあくまでも現実的な範囲で設定することです。高い理想を掲げるよりも、達成可能な目標を設定して着実に成果を出せるようにすることが大切になります。

ターゲットを設定する

より効率的に販売促進などを行えるよう、売り込む対象であるターゲットを設定します。 ターゲットの設定は、年齢・性別・職業・居住地といったユーザーの属性情報を元に行います。

どのようなユーザーが自社の商品・サービスに興味を持つかを考えて設定しましょう。

カスタマージャーニーを設定する

ターゲットとなる顧客が、商品やサービスに興味・関心を持ち、購入や利用に至るまでの流れのことをカスタマージャーニーと言います。

カスタマージャーニーを設定することで、顧客の多種多様なニーズや購入プロセスの詳細を可視化することができ、商品やサービスの訴求をより効果的に行えるようになります。

KPIを設定する

KPIとはKey Performance Indicatorsの略です。 ゴールを達成するための指標となるもので、例えばECサイトの場合は商品紹介ページのクリック数や購入率がこれに当たります。

KPIを設定することで、マーケティングの効果が出ているかどうかを具体的に知り、現状の課題を把握することができます。 現状の課題の把握は、Webマーケティングにおいては、より効果的な施策を実践するために必要になります。

データの収集・分析をする

Webマーケティングの施策の立案にはデータの収集と分析が必要です。 扱うデータには定量データ(数値化されるもの)と定性データ(数値化されないもの)とがあり、数値によるデータ分析を「定量分析」、消費者の声など数値で表せない質的なデータ分析を「定性分析」と言われています。

定量分析では、Google Analyticsなどのツールによる自社サイトへのアクセス数の分析、顧客単価や会員登録数の確認などを行い、定性分析では、インタビューや自由回答式のアンケート、SNS上の口コミなど、おもに言葉によるデータをもとに分析します。

課題を抽出して改善する

データ分析でユーザーのニーズや本音を把握したら、課題を抽出して改善策を検討します。先に設定した目的が達成できているかどうかを確認しつつ、差異があれば埋めていきます。

例えば「そもそもWebサイトへの訪問者数が少ない」という課題が抽出できたら、SNSでの情報発信を強化したり、コンテンツ内容を見直したりすることで訪問者数の増加を試みましょう。 しかし、そもそもターゲットが集まっていないサイトの分析や改善をしても意味がありません。

そのため集客から改善の流れを回していくためには、短期的な施策であるWeb広告の使用や、長期的な施策であるSEOやコンテンツマーケティングなどの施策を両立させていくことが重要になります。

まとめ

現代のマーケティングはデジタルマーケティングが中心になりつつあります。 便利なツールを組織や施策と効率よく連動させて、成果の出るWebマーケティングにチャレンジしてみてください!

岩本 洋志

Iwamoto Hiroshi

お客さまと共に課題に向き合います。Web制作を通じてお客様のお悩みを解決し、良い成果を生み出すことを目指します。
見た目の印象を良くするデザインの制作はもちろん、ユーザー目線を意識したサイト設計やアクセシビリティにも配慮したサイト制作を行ないます。

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